みいちゃんのあいのわ!

人が大好き、歌が大好き

みいちゃんのあいのわ!Bridge Over Troubled Water by Jacob Collier, John Legend & Tori Kelly

今日5/31/2024で、旦那様の病気の治療の一つが終了した。2ヶ月の間、彼は、毎日、治療をして下さる施設で一人で送り迎えをして、治療をやり遂げた。私も、息子、そして、旦那様の長年の友人であるBさんもトーランスからわざわざ、旦那様の治療終了のお祝いに駆けつけて下さった。ありがとう、Bさん!

彼の治療施設にみんなで駆けつけたとき、施設の方々は、旦那様だけでなく私達も温かく迎えて下さり、治療機械の説明を自らして下さった。有り難い。この施設の方々、そして彼の主治医から紹介を受けた放射線医師のお陰で、旦那様だけでなく、私達家族も平穏に日常生活を送ることができた事に大変感謝している。言うまでもなく、放射線医師も、私達に会いに来てくれた。2ヶ月前、その医師に初めてお会いし、今後予測される治療について説明を受けた時、私も旦那様も大変ナーバスだったのを覚えている。

旦那様の病気の診断がついたのは、2022年7月。彼には、相当前から、違和感、症状等があったようだ。その症状が、この病気からきているとは、予測しいていなかった。当時、症状軽減を目的に治療を受け、内服薬を処方して下さっていた医師でさえ、他の血液マーカーの検査オーダーを出す事さえしなかったらしい。私は、その医師の過失を問うているわけではない。

私は、治療施設の方から治療の機械の説明を受けたが、彼は、この仕事に就く前の勉強を1980代後半から1990年前半にし、その当時の機械とは、現在の機械は比べものにならない位進歩を遂げたと。もし、旦那様が早い時期にこの病気の治療をしていたとすれば、もしかして、今以上に治療は病気の治癒は困難なものになっていただろうと、私は、感じた。

兄が、2020年に急遽し、旦那様が2022年に病気の診断を受け、私は、命の有限さ、そして命の尊さを改めて深く認識した。旦那様の治療を通して、たくさんの素敵な医療者の方々にお会いし、彼らのサポートなしでは、彼自身がこんなに自己肯定してこの治療も終えることが出来なかったことを知っている。2022年、彼の病気の診断を受けた後、彼は、キリスト教である事もあり、毎日、God と対話をし、Prayしていた。時には、近くの山に登って、それを行なっていた時もある。その度に誇らしげな自分の写真と共に、安否を心配する息子と私にテキストメッセージをくれていた。

ある日、Godが夢の中に出てきて、靴をトントン直しながら、彼の病気を治してくれたと。私は、キリスト教でもないし、spiritualに関しては半信半疑だったし、また、旦那様は、なんか言っているぐらいにしか捉えていなかった。

その後も、旦那様は、Godとの対話を続け、Prayし、教会に毎週日曜日通い始めたり、バイブルスタデイを始めたり、キリスト教への信仰を確固としてきた。その中で、今年、2024年3月に自身の意思でbaptizeしたという経緯だ。

私が、彼との結婚を決める際、キリスト教でない私は、彼が教会に毎週日曜日行く習慣がないことを確認しただけでなく、今後も行く意思はないことを確認した。その上で、彼との結婚、渡米を決めたのを覚えている。烏滸がましい限りだが、私は、そういうことで彼の私に対する思いや愛を確認したかったのだ。なぜなら、渡米前に、アメリカ西海岸に住む彼との直接的な出会いは、3回ほどしかなく、その上、私には、息子がお腹の中にいてスクスク成長していたのだから。当時の私は、何か、彼の私に対する確信できる何かを求めたかったのだ。

当時から約25年、そう、四半世紀が経ち、自分のそのような傲慢な思いというか要求は間違っていることを認識している。また、旦那様自身も私を裏切ったと思っていることを言葉で伝えてくれたことを覚えている。

今日、治療の最終日。彼は、私達に、人生で初めてこんなに自分のことが好きになったことがないと。彼は、60年以上経ち、始めてそのような肯定的な自己イメージを持ったのだ。私は、その言葉を聞いて嬉しかった。彼は、この病気を通して、自分と正直に向き合い、治療を終えた達成感と自己肯定感で包まれていたことを感じたからだ。私は、その言葉を聞いて嬉しかったっだけでなく、安堵感を持ったのを覚えている。何となく、彼は、この病気を克復できて、長らえた命の意味を知り、今後の人生、自分らしく生きていけると感じたからだ。

私自身も、この治療中、驚くほど、心の平穏を保っていた。色々な意味でこの不安定な世の中で、彼は、キリスト教徒としてのmission を遂行する役割があると何となく感じながら彼と過ごしていた。私は、キリスト教になろうという意志は全くないし、恐らく今後もあり得ない。北海道で仏教の家族の下、生まれ育ち、キリスト教への理解は残念ながら今は持ち得ない。

旦那様のこの治療が終えたということは、彼との婚姻関係の見直しも具体的に、早ければ来週から開始になるだろう。その前に、いつも私の一番近い理解者である息子ともう一度、話がしたかった。私が、このプロセスを始める前に確認したいことがあったからだ。タイミング良く、彼もお仕事を休んでくれていて、朝出かける前にお話する機会に恵まれた。

私:ママは、あなたのパパと婚姻関係を見直すプロセスを早くて来週から始めるけどいいかな?
息子:大丈夫だよ。
私:あなたの人生は、あなたが思うように生きて行ってね。あなたにしか、あなたを幸せにできる道はわからないから。だから、こないだみたいに、パパや他の人に、あなたの人生を決められようとしたり、誘導されそうな時には、自分自身で自分を守っていかなきゃいけないの。

息子:Everybody knows it. But I don't know what to do. 
私:みんなは自分の人生の方向性を知っているように見えるかもしれないけど、そうとも限らないんだよ。みんな、生活している以上billを払っていかなければいけないし、だからお仕事をしている人だっていっぱいいるんだよ。もし、何をしたらいいかわからないのであれば、直ぐに決める必要はないし、決めるときではないのかもよ。そして、何で決めれないかは、あなたが自分自身のことを知らないからだと思う。今は、自分のwell-being のために、自分自身生きて行くために必要なcore valuesをしっかり築き identityを確立することが大事なのだと思う。そのために、いろいろな人と出会い、いろいろな経験をし、その中で、自分自身で考えながら生活して行くことが大事だと思う。だから時には時間を置いて考えることも必要。だから、パパは、あなたにお仕事のお手伝いをしてと言われても、正直、今のあなたがパパの言うことを聞いてそのような選択をしても、幸せになれないような気がする。 ママは、あなたを捨てるわけではないの。ただ、ママとして息子を心配している思いを伝えようとしているだけなの。等々、お話した。前にも述べたが、息子は、純粋な心の持ち主だけに、自分の意思に反して、他人に利用されやすい可能性があることを母としては心配している。同時に、そんな可愛い息子をいつまでも母である私が守ってあげることは彼の自立につながらないことも知っている。その後は、パパやGFとの関係性についてもお話し、息子が大丈夫であろうことを確認することができた。同時に、母として始めて、これまで息子が家族の中で抱いてきた複雑な思いや経験は、彼自身のidentity 形成やwell-being に悪影響を及ぼしていたことを知った。私は、息子の声なき思いに今まで気づかなかったことを悔いた。

ある意味、旦那様との関係性の見直しにより、これまで見えてなかったり、知らなかった自分、旦那様、息子、私の日本の家族と正直に真っ直ぐ向き合う貴重な機会なような気がしている。その中で、私のアメリカの家族に関してはいろいろな意味での自立だと感じる。旦那様は、今後、恐らく病気を理由に言い訳をしたり、薬や他人に依存する傾向を抜け出す力が得て来ていると思う。息子は、自分のCore valuesを見つける自分探し、幸せ探しを仕事の選択、周囲の人達との関係性を含め、学習して行くのだろう。そして私自身は、残りの人生、私がまだこの世に存在している意義を考え、人生の使命を全うし、トライしないことによる後悔がない人生を送ることにより、私の心がハッピーで輝き続けながら人生の幕を下ろしたい。できることならば、残念ながら旦那様との関係性の中では見つけられなかった愛を感じながら生きて行きたい。

貫さんが動画の中で頻繁におっしゃるmission of life、非常に重要だと理解する。旦那様は、今後、キリスト教徒として自分と向き合い、自分を愛しながら生きて行くのだろう。私は、恐らく、今後、就労人口が減り、高齢者が増加する傾向が顕著になる中、一つの自立の選択として福祉に携わる事を考え始めている。もしくは、哲学のお勉強。または、両方。息子は、これから自分のidentity をしっかり築き、私が惚れるほどの魅力的な男性として成長していくのだと思う。だから、私は、ある種の達成感、fulfillment な思いに包まれている。どんな世の中で生きていようが、夢や希望に向かって生きている実感を噛みしめながら、自分や他人を愛し、正直に生きて行く。大事なことだと思う。そんな私の思いを来週から始まるであろうプロセスの中で旦那様や息子も同じように、前向きに肯定的に捉え、理解してほしいと願うだけである。

 

今日の歌は、これ、ぴったりだと思う。
私は、旦那様と出会ったこと、そして彼と一緒に素敵な息子の子育てをしてこれた事、ありがたい気持ちでいっぱい。ありがとう。彼のお友達のBさん、今後とも私達をお友達として支え続けて下さると嬉しい。

ハーモニー。私は、これからもみいちゃんのあいのわ!の中で私と一緒に人生を歩んで下さる方々とハーモニーを大事に笑顔で生きて行きたい!できるかな?できるといいな〜。

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素敵な対訳、解説ありがとう。思いが伝わります。

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